
アンテナ工事はあまり頻繁に行う工事ではありません。そのためアンテナ設置工事を業者に依頼する際に、どんな工事内容なのか、どこに費用が発生するのか、良く分からない方が多いのではないでしょうか。 そんな時、アンテナの設置料金目安を知っておけば、ご自身で施工費用が適切なのか判断することができるはずです。 アンテナ工事の標準工事料金を知り、お金を損をしないように役立てましょう。
コストのかかる項目
アンテナ工事には、アンテナを設置する時にだけかかる費用と、アンテナ設置後も継続的にかかる費用があることをご存知でしょうか。設置時と設置後をまとめて、アンテナを設置する工事には大きく以下の4つの工事項目に分かれます。

アンテナを設置したあともお金がかかることがあるの?

有料の衛星放送を見るためには、アンテナを購入する価格や設置料金の他に、毎月の受信料がかかります。BS・CSの料金はどのチャンネルを見るかによって変わってきます。そのため衛星放送の費用を検討する際は、アンテナの設置料金だけではなく、受信料もBS・CSの費用として含めて考える必要があります。それに対して地デジは、工賃をアンテナ設置のために負担すれば、そのあと利用料などはかからずテレビを見ることができます。
コストのかかる項目の詳しい解説
出張費・見積り

【費用詳細】
- 出張料
- 見積り料
- 調査料金
【項目詳細】
まずアンテナ設置工事を行う場所を詳しく調査をして見積りを出してもらう時に、出張料がかかることがあります。受信できる電波の強さによって、利用できるアンテナの種類が変わるため、電界強度調査を行った方が良い場合があります。その際は調査料金が必要になります。エリアによっては現地調査の見積り無料のところがありますので、最初に確認をするのが良いでしょう。
アンテナ本体・取り付け

【費用詳細】
- アンテナ購入料
- 取り付け料
- 特殊作業料(高所作業料など)
【項目詳細】
アンテナ本体の購入と取り付けの作業、それぞれに費用がかかります。業者によっては通販などで安く購入したアンテナを代理で取り付けてくれる場合があります。 相場金額よりも安値のアンテナをご自身で準備して、材料費を節約したい方は事前に確認をしてみるのが良いでしょう。 またハシゴ等が必要なほど高い場所にアンテナを設置する必要がある時は、高所作業費がかかることがあります。
メンテナンス・サポート

【費用詳細】
- 長期保証料
- 追加料金(電波増幅器の設置など)
【項目詳細】
アンテナを設置した後に、一定の期間内であれば受信状況の不具合や備品の欠損時にメンテナンスをしてくれる保証を付けてくれるところがあります。 追加料金を払えば、少ない価格で長期間の保障に切り替えることができるサポートを準備しているところもありますので、施工担当者に聞いてみましょう。 特に多い追加部品として、受信電波を増幅させる、電波増幅器(ブースター)を設置するケースなどがあります。
オプション

【費用詳細】
- 材料代(分配器や固定器具などの部材類の値段)
- オプション工事費用(配線工事など)
【項目詳細】
アンテナを固定する金具やポールの価格は業者が取り扱う部材品によって異なります。屋内へケーブルを引き込むための穴あけ作業や、同軸ケーブルをテレビのある部屋まで接続するための配線工事も、オプションとして用意されていることが多くなっています。 オプション工事料金は業者によって異なるので、最終見積りの際にオプション料金表などをしっかりと確認しておくことが大切です。
その他の費用

【標準取付工事外の場合もあります】
住居の形態によっては、施工の際に追加工事料金が発生する場合があります。例えばアンテナのケーブルは通常、エアコンの配管ダクトから室内へ引き込みますが、アンテナの取り付け位置により配管パイプ延長工事や配管位置変更工事が必要になることがあります。 こういった配管延長などの作業は、標準取付工事料金に含まれていないことが多いので見積りの工事金額を確認する必要があるのです。
【工事料金合計の際に確認する必要のある項目】
アンテナコンセントを増設をする費用も、新築の家でテレビを見る際には必要になることがあるので、金額提示の中に取付け手数料があるかどうか、確認しておきましょう。また古いアンテナの処分にはリサイクル料金が必要になる場合があります。
まとめ
このようにアンテナ工事を依頼する際は、余計な料金がかからないように、費用がかかるポイントを把握しておくことが大切です。業者の方から見積りを受け取ったら、ご自身で内容を判断できると良いでしょう。 工事代金は全額現地にて現金で支払うことがありますので、余裕をもって納得のうえ支払いの準備をすることができます。 これらの知識を活用して、損をしないアンテナ設置工事をしましょう。