
部屋でテレビを視聴するためには、専用のテレビ端子が必要になります。しかし、お部屋の壁に端子がない場合もあります。それでもテレビをみたい場合には、端子の増設や無線LANで映像を飛ばすなどの方法をとる必要があるでしょう。
そこで今回は、専用の端子がなくてもテレビをみられる方法を説明していきます。また、これからテレビを購入される方へ、部屋の広さに合ったサイズのテレビ選びの方法を解説しています。ぜひ、部屋で快適にテレビ視聴するために本記事をお役立てください。
目次
テレビ端子がなくても視聴できる!オススメの5つの方法
テレビ端子は配線ケーブル(アンテナケーブル)を挿し込むための穴で、部屋の壁についています。テレビ本体とテレビ端子を配線ケーブルでつなぐことで、電波が届いてテレビがみられるのです。
しかし、テレビ端子がなくても視聴できる方法があります。ここでは方法を5つご紹介しますので、適した方法を試してみてはいかがでしょうか。
方法【1】分配器を使う

もしご自宅にすでにテレビ端子に接続したテレビが1台あるときは、分配器を使用するとみられますよ。分配器は複数台のテレビをみるときに使用する機器です。分配器はおよそ200円~2,000円のあいだの価格で購入できます。家電量販店やインターネット通販で購入可能です。
分配器の接続方法
- テレビ端子の配線ケーブルを分配器の入力端子につなぎます。
- 分配器の出力端子にテレビの配線ケーブルを接続したら完了です。
デメリットとしては、分配器をひとつ使うごとに、5dB前後の電波がへることです。テレビ端子の定格出力は100dBですので一見影響はないように感じます。しかし多くの電波を必要とする高画質放送の画質が悪くなるかもしれません。
もし分配器を使うことで、テレビの画質が悪くなったときはブースターを使用するとよいでしょう。ブースターは電波を受け取る量を増幅させる機器で、量販店やインターネット通販で購入が可能です。ブースターは電波の受信状況によってさまざまな方法があります。設置をお考えでしたら、業者に依頼しましょう。
方法【2】室内や屋外アンテナを使う
室内アンテナとは、テレビと接続するだけで電波を受信できる室内設置型のアンテナです。工事やテレビ端子を必要とせず、テレビの横においてケーブルでつなぐだけでテレビをみられます。
据え置き型の室内アンテナは、卓上におくだけです。円筒型のスッキリとしたデザインのものが多く、お部屋のインテリアを損ねない見た目です。ペーパーアンテナは、壁や窓に張り付けて使うアンテナです。付属のネジやテープで簡単に取りつけができます。
お住まいの場所によっては、電波が弱いことがあります。「せっかくアンテナを購入したのに、電波が足りなくて使えなかった」ということを防ぐためにも、あらかじめスマホのワンセグ視聴をしてみてください。もし十分に視聴できなければ、室内アンテナの使用はむずかしいかもしれません。
方法【3】LANケーブル経由で視聴する
無線LANでテレビ同士を接続することで、アンテナケーブルが直接つながっていないテレビでもインターネットを介して放送をみることができます無線LAN対応のテレビなら可能です。プロバイダとインターネット回線を契約している方はぜひお試しください。
方法としては、テレビと無線LANルーターをLANケーブルでつなぎます。あとはテレビ本体の設定画面で、無線LANルーター接続設定をすると視聴できます。
デメリットは、無線LANルーターとテレビのあいだに障害物があると回線が弱くなることです。テレビをきれいにみるためにも、なるべく家具などの障害物をおかないようにしてしましょう。
方法【4】アンテナから配線ケーブルを引き込む
テレビ端子のある部屋から、配線ケーブルを引き込んで電波を受信する方法もあります。部屋どうしがあまり離れていないのであれば、電波を受信しやすいので試してみてはいかがでしょうか。
必要なものは配線ケーブルです。配線ケーブルは、アンテナケーブルともよばれており、家電量販店やインターネット通販で購入が可能です。部屋の距離にあった長さのものを用意してください。配線ケーブルが太いほど電波が安定します。
しかし、電波を受信する方角によっては建物が邪魔になり、うまく受信できない場合があります。このときも、分配器の使用でご紹介したブースターを使うとよいでしょう。
ブースターには地デジ用やBS/CS放送用などの種類があります。また屋外用または屋内用などどれを選べばよいのかわからないこともあるでしょう。このようにブースターの設置はむずかしいものですので、業者に依頼してみてはいかがでしょうか。
アンテナ工事業者であれば、テレビ映りが安定するように対処することができます。弊社は優良な業者をご紹介しておりますので、業者をお探しでしたらぜひ弊社をご利用ください。
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方法【5】ポータブルテレビを使う
ワンセグやフルセグ機能があるポータブルテレビは、テレビ端子がなくてもみられます。フルセグとは、地上デジタル放送は電波帯域が13あるうちの12セグメントを使用するフルセグメントのことです。ワンセグとは、残りの1本を使用するワンセグメントのことです。
ポータブルテレビのデメリットは、地デジ放送しかみられないことです。ワンセグ・フルセグメントは地デジ放送の電波帯域であるためです。
画面が小さいこともデメリットでしょう。ワンセグはデータ量の送信が少ないので、ディスプレイが小さくなります。また、フルセグは大きな画面のポータブルテレビもありますが、その分バッテリー消費が早くなります。
方法【6】テレビ端子の増設
これまでにお伝えした方法ではむずかしいときは、テレビ端子を増設することをおすすめします。テレビ端子の使用は、画質や映像が安定してみられるというメリットがあります。
テレビ端子の増設工事をおこなうには、電気工事の知識が必要です。そのため、資格のない人はDIYでのテレビ端子の増設はできません。増設は電気工事の業者に依頼するようにしましょう。
業者に依頼した場合の費用相場は、2万円前後です。ただし、鉄筋コンクリートの壁への設置は、費用が10万円以上になることもあります。
部屋の広さに合ったテレビサイズの選び方
1人暮らしで部屋でのテレビの購入を検討している方や、別の部屋でもテレビを視聴したいと思い2台目のテレビの購入を検討している方もいらっしゃるでしょう。ここでは、部屋の広さに応じてきれいにみるために、テレビサイズの選び方をご紹介します。
部屋の広さに合うテレビサイズの目安

部屋が何畳かによって、適したテレビのサイズがあります。ここでは部屋の広さごとのおすすめテレビサイズをご紹介します。テレビの種類にもよりますが、高さと幅の比率は16:9です。また、1インチは約2.54cmです。
6畳以下のワンルームや寝室でしたら、24~40インチ前後のサイズが適しているでしょう。
24インチ 高さ約53cm・幅約53cm
32インチ 高さ約39cm・幅約70cm
40インチ 高さ約49cm・幅約88cm
6~12畳の広さのリビングなどなら、40~50インチのサイズがよいでしょう。
43インチ 高さ約53cm・幅約95cm
45インチ 高さ約56cm・幅約99cm
48インチ 高さ約59cm・幅約106cm
12畳以上の広いリビングなどには50インチ以上がおすすめです。
50インチ 高さ約62cm・幅約110cm
55インチ 高さ約68cm・幅約121cm
60インチ 高さ約74cm・幅約132cm
テレビ視聴する距離に応じたテレビを選ぼう
テレビは大きければ遠くてもみやすいですが、近すぎるとみづらくなります。きれいにみられる距離を「視聴距離」といいますが、テレビの大きさに応じて、適切な視聴距離をとる必要があるのです。
4K放送の視聴距離は、画面高さの1.5倍の距離をとってテレビをみるのがおすすめです。32型なら画面高さが39cmですので、視聴距離は約60cmです。
一方で、フルハイビジョン放送の場合は、画面高さの3倍の距離をとってテレビをみましょう。32型なら画面高さが39cmですので、視聴距離は約1.2mです。
なぜ4Kとフルハイビジョンの視聴距離が違うのかというと、これは画素数が関係します。4K放送の画素数は829万画素、フルハイビジョン放送は207万画素です。画素数が少ないほど、ひとつひとつの点が大きくなり、全体の画面の粗さが気になります。画素数の粗い映像はその分距離を長くとれば、画面の粗さが目立たなくなるのです。
テレビ用のアンテナがないときは
「テレビを安定したきれいな映像でみたいので、アンテナを設置したい」「アンテナの調子が悪い」という方もいらっしゃるでしょう。そんなときはアンテナ工事業者に相談をしてみましょう。
魚の骨のような形をした一般的なアンテナ「八木式アンテナ」の設置は、アンテナ業者は丁寧に電波調査をおこない安全に設置してくれるでしょう。すっきりとしたデザインが特徴のデザインアンテナの設置が可能な業者もあります。
アンテナ工事にかかる費用相場

こちらでは、アンテナ工事の費用相場をご紹介しております。故障したり、設置が必要になったりしたときは依頼してみてください。
地デジアンテナ 約2万5千円
デザインアンテナ 約5万円
BS/CS放送アンテナ 約3万円
費用は業者によって差があります。より安い業者をみつけたいときは、弊社にご相談ください。弊社は全国に多くの加盟店がございますので、ご希望の業者をご紹介できるでしょう。ぜひお気軽にお問い合わせください。
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