
突然テレビの映りが悪くなったり、テレビに「アンテナレベルが低い/ゼロ」と表示されたりした場合、テレビを快適に見るためには受信状態を改善する必要があります。
このような症状が出た場合、放送を受信できる状態ではないことを示すため、原因を特定して改善する必要があるのです。
しかしアンテナレベルが低くなる原因は複数あります。まずは自分でできる改善方法から試してみましょう。それでもアンテナレベルが上がらない場合はプロのアンテナ業者に相談してみるとよいでしょう。
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アンテナレベルとは?
アンテナレベルとは、地デジの「受信する電波の強さ」のことをいいます。受信強度とも呼ばれ、一定の電波が受信できないとテレビを見ることができなくなってしまいます。
アンテナレベルの目安

アンテナレベルは50以上あれば問題なくテレビを視聴することができるでしょう。ただし、アンテナレベルの目安はメーカーによって異なります。同じメーカーでも製造年数によって異なる場合もありますので、正確なアンテナレベルを確認するためにも、メーカーのホームページや取り扱い説明書を確認しておきましょう。
アンテナレベルを確認する方法
現在のアンテナレベルはテレビのリモコンで簡単に確認することができます。
- リモコンで「設置」を開く
- 受信設定を選択する
- アンテナレベルを選択する
こちらの確認方法もメーカーによって異なります。アンテナレベルの画面が見つからない場合はメーカーのホームページや取り扱い説明書で確認しましょう。
アンテナレベルが低い・ゼロになる原因と対処法
アンテナレベルが低い・ゼロになるときに考えられる6つの原因とそれぞれの対処法についてご紹介します。「一部のチャンネルだけアンテナレベルが低い。」という場合もこれらの対処法で直る場合もあるので、まずは試してみてください。
アパートにお住いの方は、ほかの部屋でも同じような症状になっていなか確認してみましょう。自分の部屋だけとのことでしたら、自分でできそうな対処法だけ試してみてください。「自分で解決できなかった。」「ほかの部屋でも同じ症状が出ている。」という場合は、大家さんに相談してみましょう。
原因1.アンテナケーブルの接続不良

アンテナ端子とテレビの接続がしっかりできているか確認しましょう。接続が緩んでいたり、ずれていたりするとしっかり信号が伝達できず、信号が弱まってしまう場合があります。
原因2.B-CASカードの接触不良
B-CASカード(地デジやBSなどを視聴するために欠かせないテレビに挿入するカード)がしっかり挿し込まれているか確認してみてください。本体の電源を切り、一度取り出して金属部分を乾いた布で優しくふき取ってから差し込んでみるのもよいでしょう。
原因3.アンテナケーブルの劣化
アンテナケーブルの寿命は10年といわれています。10年以上使用し続けていて劣化しているようでしたら、新しいものへ交換をしましょう。アンテナケーブルが断線していたり、傷がついていたりする場合も交換が必要になります。
また、信号はアンテナケーブルが長ければ長いほど減衰します。あまり長いケーブルを使うと、信号強度が弱まり、受信レベルが低下してしまうことがあるのです。アンテナケーブルは適切な長さのものを選ぶようにしましょう。
原因4.テレビ本体の不具合
テレビ本体に不具合が起きているかもしれません。一度本体の電源を落とし、電源プラグも抜いてみましょう。1分ほどたったらプラグを挿し、テレビの電源を入れてみてください。
原因5.機器の劣化
テレビ周辺の機器の劣化が原因で受信レベルが低下してしまうこともあります。各機器に異常がないか一度調べてみるとよいでしょう。故障が見つかった場合は、新しいものへ交換してください。
原因6.アンテナの向きがズレている
これらの対処法を試しても直らない場合は、アンテナの向きが強い風などによってズレているのかもしれません。ただし、室外にあるようなアンテナの向きを調整するためには高所での作業が必要になります。落下の危険性もありますので、アンテナ業者に依頼をするとよいでしょう。アンテナ業者に依頼をすれば、調査をおこなってくれますので、正しい向きを向いているかどうかの確認もしてくれます。
どの業者に依頼をしたらよいかわからないという方は、ぜひ弊社にご連絡ください。弊社では全国の業者から、アンテナ工事や調整、テレビの受信状態の改善を請け負う業者をご紹介いたしております。お近くの業者や費用を抑えられる業者など、ご希望に合わせてご紹介いたします。お見積りは無料で承りますので、お気軽にお問い合わせください。
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それでも改善しないならブースターの設置を検討しよう!
「今までの対処法を試してみても直らない」「もともと電波の弱い地域である」場合はブースターの設置を検討してみるとよいかもしれません。ブースターとは、アンテナレベルを増幅させる機器のことをいいます。ブースターを設置すれば、アンテナレベルが足りないときや、減衰してしまったときに回復させることができるのです。
ただし、ブースターを設置したからといって必ず改善できるとは限りません。テレビを快適に視聴するためにはアンテナレベルだけでなく信号の品質も重要になります。信号の品質とは、信号の中に混ざっているノイズの少なさのことです。この信号と信号に含まれるノイズの比率のことをCN比といいます。もしアンテナレベルの低さがこのCN比に関係している場合は、ブースターでは改善されません。
なぜなら、ブースターはすべての信号を強めてしまうため、本来の信号とノイズ両方が大きくなってしまい、CV比が変わらないのです。
そのため、ブースターの設置を検討する場合は、一度アンテナ業者に本当に必要かどうか調査してもらうとよいでしょう。弊社では全国のアンテナ工事業者の中から、お客様のご希望に合わせて最適な業者をご紹介いたします。アンテナの調整からブースターの設置、原因調査などさまざまなお困りごとに対応しております。ご相談、お見積りも無料となっておりますので、お気軽にお電話ください。
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