
テレビ画面に「E202」のエラーコードが出る原因は一つとは限りません。「E202」が表示されている原因には、配線の接触不良やチャンネル設定の不具合などさまざまな原因が考えられるからです。
「E202」が表示される場合の解決法を順番にご紹介しますので、今すぐ直したいという方はぜひ試してみてください。
目次
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エラーコード「E202」の意味
E202は、番組を映し出すために必要な電波が使用中のテレビに届いていないことを意味します。このエラーコードが出てきたときの主な原因は以下のようなものがあります。
- 配線の不具合
- チャンネル設定の不具合
- B-CASカードの不具合
- 電波障害による不具合
- アンテナの不具合
中には簡単に解決することができる原因もありますので、まずはできることから試してみましょう。
マンションなどの賃貸でエラーが表示された場合は、エラーが生じているのが自分の部屋だけなのか、違う部屋でも同様なのかなどを確認する必要があります。賃貸にお住いの方は、まず大家さんに相談をするとよいでしょう。
「E202」をすぐに解決する4つの方法
考えられる原因の中から、まずは試してみてほしい4つの解決法についてご紹介します。
1.配線の接続状態を確認する

アンテナケーブルや電源コードの接触不良が起きていると、E202のエラーコードが出ることがあります。まずは以下の点を確認しましょう。
- テレビの電源コードが、コンセントにしっかりと挿入されているか
- テレビ端子とテレビ本体をつなぐ接続ケーブルが、正しく挿入されているか
(※配線が「bs/cs端子」に接続されていないか確認。)
コンセントに緩みがあると、正常に番組が放送されない場合があります。長い年月をかけて、少しずつ緩んでいったことも考えられるので、確認してみてください。
電源コードの確認が終わったら、次は接続ケーブルの状態確認をしましょう。接続ケーブルは、テレビ端子という「コンセントのそばにある丸形の挿入口」と、テレビ本体の裏側にある「アンテナ入力」という箇所にしっかりと挿入されていなければなりません。テレビ端子側、アンテナ入力側、双方の挿し方に緩みが発生していないかを確認しましょう。
※アンテナ入力という名称は、メーカーによって異なります。地デジ入力、UHF入力といった表記がされていることもあるようです。どこに挿したらよいのか分からないという場合は、テレビの取扱説明書やメーカーの公式サイトで確認するとよいでしょう。
2.チャンネル設定をする
チャンネルを再設定すると、E202のエラーコードが解消されることがあります。また、引越しをした後にエラーコードが出た場合は、デジタル放送電波送信基地局が変わっている可能性があるため、必ずチャンネル設定をおこなうようにしましょう。
チャンネルの設定方法はメーカーによって異なるため、取扱説明書を読んで設定してみてください。
3.B-CASカードを確認する
テレビの本体にB-CASカードと呼ばれる赤または青のカードが正しく挿さっていないと、E202のエラーコードが出る場合があります。一度取り出してからもう一度挿し込んでみましょう。
- テレビ本体の電源を切る
- B-CASカードを抜く
- ICチップの部分を柔らかい布で拭き取る
- カードの向きに気を付けながら、奥まで挿し込む
- テレビ本体の電源をつける
4.電波障害がないか確認する
住んでいる地域の周りで障害が発生していたり、メンテナンスをしていたりする場合があります。自分に家だけでなく周りの家でも同じようなことが起きているようでしたら、自治体の公式ホームページにて現在の状況を確認しておきましょう。
それでも直らない場合はアンテナの不具合かも
今までご紹介した解決法を試してみても改善されない場合、アンテナに不具合が起きているかもしれません。強風などによってアンテナの向きがズレてしまいますと、正常に電波を受信できないことがあるのです。
アンテナに不具合が起きているかどうかはアンテナレベルで確認することができます。もしアンテナレベルが低かった場合は、アンテナを調整して電波を正しく受信しましょう。ただし、アンテナの種類によっては自分で調整することが難しい場合もあります。そのような場合は業者に依頼するとよいでしよう。
まずはアンテナレベルを確認!

電波には強弱があります。その強弱は「受信レベル」や「アンテナレベル」と呼ばれるもので、レベルが低い状態になってしまうと正常に番組が映らなくなるのです。
正常に番組を楽しむことができる目安は「45レベル以上」といわれています。以下の手順で現在のアンテナレベルを確認してみましょう。
- リモコンのメニューボタンを押す
- 画面に「機器設定」が表示されるまで、リモコンの左右矢印ボタンを押す
- 画面に「本機の詳細設定」が表示されるまで、リモコンの上下矢印ボタンを押す
- 本機の詳細設定にカーソルが合わさっている状態で、リモコンの決定ボタンを押す
- 「アンテナレベル表示・受信設定」にカーソルが合わさっている状態で、リモコンの決定ボタンを押す
- 放送選択という部分が「地上デジタル」になるまで、リモコンの左右矢印ボタンを押す
- 受信チャンネルという部分にカーソルを合わせ、リモコンの左右矢印ボタンで受信チャンネルを選ぶ
- 決定にカーソルを合わせ、リモコンの決定ボタンを押す
- 切り替わった画面に、選択した受信チャンネルの現在のアンテナレベルが表示される
手順はメーカーによって異なる場合があります。取扱説明書の用意ができる場合は、読みながらおこなうとよいでしょう。
アンテナの向きを調整する方法
アンテナレベルが低かった場合、アンテナの向きを調整することで改善されることがあります。ただし、自分で調整できるアンテナは、「デザインアンテナ」と「室内アンテナ」に限ります。「八木式アンテナ」と呼ばれる屋根の上に設置してあるアンテナの作業は高所での作業になり大変危険ですので、必ず業者に依頼するようにしましょう。
アンテナを調整するときは、近くの電波塔に向けて調整してみてください。電波塔の位置は「一般社団法人放送サービス高度化推進協会」のホームページにて確認することができます。
また、周りの家にあるアンテナの向きと同じ方向に調整してみるとよいかもしれません。室内アンテナの場合は、できるだけ窓に近いところに設置すると電波を受信しやすくなるでしょう。
もし自分で調整するのが難しかったり、高所での作業になったりするようでしたら、アンテナ業者に依頼してみてください。弊社にご相談いただければ、アンテナ業者のプロをご紹介させていただきます。24時間電話でのご相談を受け付けておりますので、ぜひ一度お電話ください。
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雷の後に「E202」が表示されたら?
雷が落ちた後にE202のエラーコードが出た場合、雷による電流によって何かしら不具合が起きているおそれがあります。雷が収まった後に、何が原因なのか確かめてみましょう。雷が収まらないうちに確認作業をおこなってしまいますと、落雷によって感電してしまうおそれがあるので注意してください。
まずは本体のリセットをおこない、雷による故障なのか確認をおこないます。
- 機器の電源を切り、電源プラグをコンセントから抜く
- 1分後電源プラグをコンセントに挿す
- 電源ボタンを押す
これで直った場合は、雷が原因ではありません。直らない場合は、雷による機器の故障もしくは雷の際に発生した強い雨や風により屋外のアンテナの向きが変わっていることが考えられます。一度外に出てアンテナの向きを確認してみましょう。
屋外のアンテナの調整が必要であれば、アンテナ業者に依頼をしてください。自分でおこなおうとすると、屋根から落ちてしまい大怪我に繋がるおそれがあります。弊社にご連絡いただければ、複数の加盟店からアンテナのプロをご紹介させていただきますのでぜひご相談ください。
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他にもあるエラーコードの種類
テレビのエラーコードには「E202」以外にも「E201」や「E203」などが存在します。それぞれの意味についてもご紹介しましょう。
E201

E201は、アンテナレベルが下がっているという意味のエラーコードです。このエラーコードが表示されたら、配線状態やアンテナの向きなどを再度確認してみましょう。アンテナレベルがなかなか上がらないという場合は、ブースターの設置を検討してみるのもよいかもしれません。
ブースターとは、電波を増幅してくれる機械のことをいいます。ブースターがあれば、電波が弱い場合も安定してテレビを見ることができます。ただし、ブースターを設置したらからといって必ず改善されるとは限りません。例えば、ブースターにより電波が強くなりすぎてしまいますと、映りが悪くなってしまう場合もあるのです。
本当に必要かどうかは一度調査してもらってから判断するとよいでしょう。アンテナ業者に一度相談してみてください。
E203
E203は、チャンネルの放送を休止しているという意味のエラーコードです。もし放送休止になっていないチャンネルとのことでしたら、電波と受信システムに問題がある可能性がありますので、一度テレビを再起動してみてください。
それでも解決できないという場合は、ケーブルの接触不良かもしれません。しっかりケーブルが繋がっているか確認しておきましょう。アンテナの不具合も考えられますので、これらのことを試しても直らない場合は一度アンテナ業者に相談してみましょう。
アンテナの確認・調整は業者に任せよう!
アンテナに不具合がある場合、直接確認したり、調整したりするのは大変危険です。アンテナが怪しいと思ったら、プロに調査を依頼するようにしましょう。調整が必要になった場合も費用相場や業者の選び方についてご紹介します。
調整が必要な場合の費用相場

アンテナ業者6社のホームページに載っているアンテナ調整にかかる料金の平均値を出したところ、5,800円でした。
業者によっては「基本料金」や「調査費」などの料金が別にかかるところもありますので、価格表をよく確認しておきましょう。調査の結果、アンテナの調整だけでなく修理が必要になる場合もあります。
施工を始める前に正確な金額が知りたい場合は、必ず業者に見積りを依頼しましょう。問題解決までに少し時間がかかってもよい場合は、無料で調査してくれる複数の業者で相見積りをするのもおすすめです。
※掲載料金は消費税を含んでおりません。
アンテナ業者の選び方
アンテナ業者を選ぶときは、以下のような業者を選ぶとよいでしょう。
- 見積り書が正確である
- 追加料金がかからない
- 施工保証がある
- 質問に答えてくれる
見積り書を確認するときは、何にいくらかかっているのか確認してみてください。分からないところは質問し、きちんと答えてくれてくれるような業者に依頼するとよいでしょう。また、後から追加料金がかかる場合もありますので、見積り後に追加料金が発生しないか確認するようにしましょう。
もし、どこの業者に依頼したらよいのか分からないという場合は、ぜひ弊社にご連絡ください。弊社には多数のアンテナ修理業者が加盟しております。そのため、さまざまなご要望に適した業者のご紹介が可能です。
加盟している業者の多くは、現地調査や見積りを無料でおこなっておりますので、「ひとまずアンテナの状態確認をしてほしい」「修理が必要なら、とりあえず費用金額だけ教えて」といったご相談も問題ありません。
E202エラーコードを含め、アンテナに関するトラブルであればどのようなことであっても真摯にご対応させていただきます。コールセンターによるご相談は24時間承っておりますので、ご都合のよろしいときにぜひお電話ください。お待ちしております。
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