テレビは家庭を和ませてくれるものなので、突然映らなくなってしまったらさみしいですよね。しかし、台風の影響でテレビが映らなくなってしまうことがあります。悪天候の状況でテレビが映らなくなった時は、台風による強風や雨が原因の可能性が高いです。9月や10月にかけての初秋が最も多く日本に台風が接近するといわれています。台風の多い時期や梅雨に向けての対策や、テレビが映らなくなってしまった時の対処法などを紹介するので、参考にしてみてください。
台風がテレビアンテナに与える影響
台風はアンテナにさまざまな悪影響を与えます。台風が過ぎた後には一度アンテナの状態を確認してみましょう。テレビが映らなくなる原因は色んな所に隠れています。
アンテナが倒れる・落ちる
しっかり固定してあるアンテナでも、強風により倒れてしまうこともあります。台風による被害が大きければ、倒れたアンテナが屋根から落ちていることだってあるんです。
「まさか」と思っている人も多いようですが、意外と多いトラブルのひとつです。
アンテナの方向が変わる
台風の強風によってアンテナの方向が動いてしまうことがあります。アンテナの正しい設置方向がわからなければ、移動していてもわからないのが、厄介なところです。
「台風が過ぎてからテレビの調子が悪い!」というときは、アンテナ方向が変わっているかもしれません。
自分で見てもわからないときは、アンテナ設置業者に相談すると良いでしょう。
電波が遮られる
大雨の影響で、アンテナの間が遮られると電波強度が低くなる可能性があります。電波強度が弱まると、テレビの映りが悪くなったり、映らなくなってしまうでしょう。この現象は、地上デジタルよりもBSなどの衛星放送に起こりやすいといわれています。
中継局が電波を出していない
台風によって停電し、中継局が電波を出せなくなってしまうというケースもあります。その場合は、地域全体のご家庭でテレビが映らなくなるので、近隣の人にテレビが映るかの確認をしてみるといいかもしれません。
上記では、台風によってテレビが映らなくなる原因を4つ紹介しました。アンテナが倒れていたり、落下している場合は自分で原因を知ることができるでしょう。しかし、アンテナが傾いているなど、知識がないと判断できないこともあります。原因が見つからない場合は、業者の人に相談してみると安心ではないでしょうか。
また、「受信レベルが低下しています」など、電波やアンテナ強度に関するメッセージが画面に出たら出た場合は、以下の対処をしてみてください。
台風でテレビが映らなくなった時の対処法
台風の影響でテレビが映らなくなってしまうと、どうにかしてなおしたいと考えますようね。症状に見合った対処をすることが大切です。テレビの不具合をなおすためにできることを紹介していきます。
電波強度を調べる
電波の強度が弱まることで、テレビが映らなくなってしまいます。その場合は、受信強度を調べて結果に見合った対処をしましょう。
電波強度の調べ方や、対処方法を紹介します。
∇電波強度の調べ方(使用しているテレビによって作業方法は異なります)
- リモコンの「メニュー」ボタンを押す
- 「本体設定」を押す
- 「アンテナ設定」を押す
- 「電源・受信強度を表示」を押す
- 40画面に表示される「現在値」を確認
∇対処法
電波強度を確認したら、数値に見合った対処をしましょう。
●受信強度が60未満
受信強度が不足しています。
- 壁や本体のアンテナ端子のケーブルが緩んでいないか確認
- 地上デジタル放送の地域設定やチャンネル設定を行い、症状が改善するか確認
●受信強度が0
受信強度がまったくありません。
- 壁や本体のアンテナ端子から、アンテナケーブルが抜けていないか確認
- 地上デジタル放送の地域設定やチャンネル設定を行い、症状が改善するか確認
- リモコンの「地上D」ボタンを押して、視聴したいチャンネルのボタンを押す
●受信強度が60以上
受信強度は十分あります。
- 「アンテナ信号が良くありません」「アンテナ信号が強すぎます」などのメッセージがテレビに表示された場合は、アンテナの調節などが必要
電波の強度を確認することで、対処法も知ることができます。受信強度が60以上ある場合は、台風の受信強度には問題ないので、他に原因があると考えられます。
上記のような操作を行ってもなおらない場合は、業者の人に相談しましょう。
ワンセグを使う
地上波がみれない場合でも、ワンセグはみれるというケースが多いです。台風の場合は、津波などの心配もあります。緊急時や情報を収集したい場合は、ワンセグを使うといいかもしれません。
戸建ての場合とマンションの場合
戸建てには専用のアンテナが設置されています。他にそのアンテナを使用している住民はいないので、戸建てにアンテナの不具合が起きた場合は、直接業者に相談しても大丈夫です。一方、マンションには共同受信アンテナと、ベランダに設置されているタイプのアンテナがあります。
共同受信アンテナとは、マンションの屋根にアンテナが設置されており、それぞれの部屋に電波を送る仕組みです。ベランダに設置されているタイプのアンテナは、部屋ごとにベランダにアンテナが設置されている仕組みです。
マンションの場合は、管理人やオーナーに一度相談しましょう。貸し借りの契約で成り立っているのにも関わらず、勝手に業者を手配してしまうとトラブルになってしまいます。
台風の影響を受けないように対策をしよう!
台風の影響でアンテナに不具合が起きてしまわないように、対策しておくことも大切です。対策方法を紹介するので、参考にしてみてください。
屋内アンテナにする
アンテナといえば、屋外に設置するというイメージが多いのではないでしょうか。しかし、屋内に設置できるアンテナもあるのです。屋内に設置することで、台風の強風や雨の被害を受けることがなくなります。
正しい位置にしっかりした強度で設置する
アンテナを設置する時に正しい位置に設置することが大切です。また、強度もしっかりした状態で設置することで、台風の被害を受ける可能性も低くなります。最初に設置する時も重要です。そのためにも、技術面で信頼のできる業者に設置を依頼するといいでしょう。
アンテナの点検や交換をする
テレビアンテナの寿命は短いもので、10年ほどといわれています。そのため、設置してから10年くらい経ったら、一度点検をするといいでしょう。業者の人が、アンテナの状態を検査してくれて、まだ使用可能なのか交換するべきかのアドバイスをしてくれるでしょう。
業者に相談して原因を探してもらおう!
アンテナの知識をもっていないと、原因を見つけることができなかったり、対処できないことがほとんどでしょう。知識をもっている業者に相談して対応してもらうことが、一番安心で早く解決できます。
原因の調査をしてくれて、その後にどのような対処をするべきかのアドバイスもしてくれます。アンテナに不具合が起きたら、業者に相談してみましょう。
まとめ
自分でできる原因の探し方や対処法を紹介してきました。中にはアンテナの方向を自分で確認してなおそうとする方もいます。アンテナは屋根の上に設置されていることが多いので、大変危険です。屋根から落ちてしまう可能性もありますし、アンテナの操作でケガをしてしまうかもしれません。
一番安心安全なのは、業者の人に原因を見つけてもらって対処してもらうことです。アンテナ不具合が起きたら、業者に相談しましょう。
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