台風の多い時期や台風がよく通過する地域では、風雨の影響でアンテナが壊れてしまった、台風が来る前にメンテナンスをして欲しいといった、アンテナに関する依頼が多くなります。アンテナは台風と同じように外からくる電波を受信するものなので、こうした心配があるのは仕方のないことかもしれませんが、台風が来た時の対策については十分に考えておく必要があります。 まずは何よりも、台風で壊れないアンテナの設置工事が重要です。アンテナ工事で取付けるアンテナは様々な条件に合せて選択されますが、その時にできる対策もあります。その一つはアンテナ自体の補強。屋根の上のアンテナを3方4方からワイヤーで固定して動かないようにするなどして台風が来ても吹き飛ぶことのないアンテナ工事を行うことができます。また、平面アンテナのように風雨の影響が少ないアンテナを軒先などの位置に設置すれば台風の影響を受けにくくなります。 また、もしも台風でアンテナが壊れたとしてもできることがあります。台風でのアンテナの破損は多くの場合火災保険が適用されるので、修理費用の負担が不要なこともあります。保険の対応は加入している保険会社に連絡することになりますが、必要な書類の作成や状況確認についてはすぐに自分で行わず、アンテナ工事の業者に相談すれば、より簡単に手続きを進められるかもしれません。