「BS放送が見るには何が必要?」
▼BS・CSをアンテナで見るのに必要なもの
- BS・CSアンテナ(パラボラ)
- 分波器
- チューナー
- テレビ
上は視聴方法としてもっとも一般的なBS・CSアンテナを使った視聴方法です。
ですがBS放送を視聴するには実は3つの方法があり、選択する方法によって用意するものが異なります。
そこでまずは「どの方法でBS放送を視聴するか?」を選ぶ必要があります。
3つのBS・CS放送を視聴方法を簡単にまとめると以下です。
すでに視聴方法が決まっている方は、下記のリンクから対応する章にジャンプできます。
- コスパよくBS放送が見たい
→利用コストがかからないBSアンテナを設置 - 現在光回線をお使い、もしくは使う予定
→光回線とあわせて使えるひかりTVに申込む - 雨や雪が多くて心配
→雨や雪でも安定しているケーブルテレビに申込む
この記事ではBSを見るのに必要なものや料金などを解説しています。
読めばご自宅に必要な設備・費用がすぐにわかるので、ご自宅に合わせて設備を導入してBS放送を楽しんでください!
BS/CSだけでなく、地デジ放送も新たに導入したい方は、こちらの記事を参考にしてください。
BS/CSを見るために必要な4つのもの
- BSアンテナ(必須)
- 分波器(分波器)
- チューナー(古いテレビのみ)
- テレビ
BS・CS放送をBSアンテナで見るためにはこれら4つの機材が必要です。
後半では光回線やケーブルテレビを紹介しますが、まずはもっとも一般的なBS・CSアンテナを立てる方法から見ていきましょう。
いきなりチューナーや分波器と言われても馴染みがないですよね。
1つずつやさしく解説します。
BS・CSアンテナは人工衛星からの電波を受信するもの
地デジ用のアンテナでは、BS・CS放送(衛星放送の電波)は拾えません。
そこで写真のようなBSアンテナを設置して、衛星放送の電波を拾います。
一度BSアンテナを自宅に設置してしまえば、BS・CS放送の有料チャンネルと契約しない限り、それ以降の費用は発生しません。
一方で、ケーブルテレビや光回線を使ってBS・CS放送を視聴すると1,000円前後の月額利用料金が毎月発生します。
ここではざっくりと、2年以上BS・CS放送を視聴するならBSアンテナを設置するのがコスパがいい、と覚えておいてください。
アンテナ本体の価格は、インターネット通販のAmazonで調査したところ5千~1万円ほど(2021年7月現在)で比較的安価なのですが、やや複雑な設置工事を自分でおこなう必要があります。
一方でアンテナ業者に設置作業を頼むとアンテナ本体代込みで2万~3万円程度です。
設置費用については「BSアンテナの設置費用を業者に依頼したら平均3万円」で詳しく解説しているため、参考にしてください。
分波器はBS放送と地上波放送の電波をわけるもの
分波器は地デジとBSの電波を分ける装置のことです。
室内にあるテレビ端子が1口しかなく、地デジの電波もBS/CSの電波も一緒に届いている場合には用意してください。
この分波器がないと、地上波放送とBS・CS放送を切り替える際に、いちいちテレビ裏の配線をし直さねばならず、かなり不便です。
通販サイトや家電量販店で数百円~1,000円前後の価格で売っていますので、必ず用意するようにしてください。
分波器はこのような見た目をしています。
参考価格 | amazon:781円 楽天:790円 |
※掲載価格は2023年11月9日時点の楽天市場・Amazonでの価格(税込み・東京都への送料込み)です。
チューナーは古いテレビにのみ必要
チューナーとは、アンテナで受信した地デジやBSの電波を、映像としてテレビに出力するための装置です。
近年販売されているレコーダーやテレビにはチューナーが内蔵されているものが多いため、多くの場合では不要です。
ただし2006年以前の古いテレビやレコーダーにはチューナーがありません。
目安としてリモコンに「BS」の切り替えボタンがない場合、BSのチューナーが内蔵されていません。
その場合は別途チューナーが必要です。
4K8K放送は専用機器が必要
4K8K放送はBS放送の一種で、高画質なテレビ放送が楽しめます。
そのため4K8K放送を見るには、専用のアンテナやチューナーが必要です。
以下の機器が必要です。
- 4K8K対応アンテナ
- 4K8K対応テレビか4K8Kテレビ
- 4K8Kチューナー
アンテナは、現在製造されているBSアンテナなら4K8K放送にも対応しています。
注意すべきなのは「今お使いのテレビやチューナーでは4K8K放送が視聴できないかも」ということです。
4K8Kテレビはテレビの中にチューナーが内蔵されており、チューナーなしで4K8K放送が楽しめます。
しかし4K8K対応テレビはチューナーが組み込まれておらず、新たに対応したチューナーが必要です。
お手持ちのテレビ、チューナーなどが4K8Kに対応しているか確認し、足りないものがあれば買い足しましょう。
ここまででBSを見るために必要なもの4点を解説してきました。
「自分で全部そろえるのが面倒くさい」という方や「BS放送を初めて視聴するから、間違わないか不安」という方は、ぜひ【アンテナ110番】にご連絡ください!
BS・CSアンテナの取り付け工事を、10,200円~(税込)の価格でおこなえます。
もちろん部材費も込みなので、わざわざ自分で準備する必要もありません。
最短で即日工事することもできますので、今日からでもBS・CS放送を楽しむことができますよ!
※対応エリア・加盟店・現場状況等により記載内容の通りには対応できない場合がございます。
賃貸住宅・一軒家でBS放送を見る手順
BSアンテナの取り付けは、一軒家とアパートやマンションなどの賃貸住宅で大きな違いはありません。
しかし設置の手順が少し異なるため、1つずつ確認しましょう。
アパート・マンションは管理会社に確認する
アパート・マンションは共同アンテナが設置されていることが多いです。
ほとんどの賃貸住宅では、共同アンテナは地デジのみですが、たまにBSアンテナも設置されている場合もあります。
もしBSの共同アンテナが設置されているなら、無料放送はすぐに視聴できます。
有料放送も申し込みをおこなえば視聴できるので、一度管理会社に聞いてみましょう。
BS用の共同アンテナがない場合は、ご自分でBSアンテナを設置します。
たいていはベランダの手すりに設置しますが、落下の危険から管理規約で設置が禁止されている場合もあります。
同じく管理会社に一度聞いてみましょう。
管理規約でベランダに設置できない場合は、落下の危険がないベランダの中や室内などに設置します。
「部屋の中の設置は邪魔になるのでイヤだ!」という方は、後述の光回線やケーブルテレビがおすすめです。
詳しくは「アンテナなしでBS/CSを見る方法」をご確認ください。
戸建てのアンテナ設置は業者に依頼する
BSアンテナの設置には特別な許可や資格はいりません。
そのためご自身での設置も可能ですが、戸建て住宅の場合はおすすめできません。
というのも、BSアンテナの設置には「電波は届いているか?アンテナの角度はあっているか?」など調節が必要だからです。
地上波の電波は多少確度がズレていても映りますが、BS・CS放送はそうはいきません。
なぜなら遠く宇宙にある人工衛星から電波を受信しているので、1ミリのズレでも受信感度がまったく変わってしまうのです。
さらに場合によっては高所で作業する技術や配線の専門知識が必要です。
アンテナ修理業者や電気屋なら、確実に設置、配線、チャンネル設定までおこなってくれるため、プロへの依頼がおすすめです。
BS放送は無料チャンネルと有料チャンネルがある
BS放送には、無料チャンネルと有料チャンネルがあります。
2021年7月現在の無料放送・有料放送の情報は以下のとおりです。
- BS日テレ
- BS朝日
- BS-TBS
- BSテレ東
- BSフジ
- BS11
- TwellV(トゥエルビ)
- 放送大学
無料チャンネルの番組は、BS放送を受信できる環境なら登録不要ですぐに視聴できます。
- WOWOWプライム、ライブ、シネマ
- スターチャンネル1、2、3
- グリーンチャンネル
- BSアニマックス
- BSスカパー!
- J SPORTS 1、2、3、4
- BS釣りビジョン
- WOWOWプラス
- 日本映画専門チャンネル
- ディズニー・チャンネル
- NHK BS1
- NHK BSプレミアム
有料放送は事前に契約が必要で、登録から30分ほどたてば視聴できます。
NHK-BS1・NHK-BSプレミアムは公共放送です。
地上波の受信料に970円を上乗せすると視聴できます。
参考: BSデジタル放送局一覧 | 一般社団法人放送サービス高度化推進協会(A-PAB)
アンテナなしでBS/CS放送を見る方法
光回線やケーブルテレビに加入すれば、BSアンテナなしでBS/CS放送が楽しめます。
マンションにお住まいでアンテナが設置できない方や、立地条件でBSアンテナが設置できなかった方は、参考にしてください。
光回線テレビ
光回線テレビとは、インターネット回線を使ってテレビを見る方法です。
視聴できる放送は地デジ、BSデジタル放送やCS放送が楽しめます。
もしもお住まいのマンションに光回線が引かれているなら、申し込むだけでインターネットを通じてBS放送が視聴できるんですね!
注意点は、毎月インターネット代とひかりTV代がかかることです。
費用についてはのちほど触れますが、ケーブルテレビ、BSアンテナと比べるともっとも固定費がかかります。
ケーブルテレビ
ケーブルテレビは、専用ケーブルを自宅まで引いてテレビを視聴する方法です。
ご自宅に設置したBSアンテナで電波を受信する方法とは違い、天候に左右されず、雨が降っても安定してテレビが視聴できます。
マンションの場合「ケーブルテレビ完備」のところもあり、対応していればケーブルテレビ会社と契約すればすぐに地上波や、BS/CS放送が楽しめます。
ただしケーブルテレビは、BSの無料放送だけを見る場合も料金が発生するため要注意です。
料金についてはのちほど詳しく解説します。
BSアンテナ、ケーブルテレビ、光回線の料金比較
ここまでBSアンテナ、ケーブルテレビ、光回線をご紹介してきました。
次に、3つの視聴方法はどれが1番お得か比較してみましょう。
BSの無料放送を見るのに必要な費用
BSといえば有料放送が有名ですが、無料放送もあります。
有料放送は視聴できるチャンネル数など選択したプランによって費用が異なり比較がむずかしいため、今回はわかりやすく「無料のBS放送だけを見る場合にかかる費用」をまとめました。
BSアンテナの設置
- 設置費用
-
約2~3万円※1
- 月額料金
-
なし
(NHK受信料は除く)
光回線
- 設置費用
-
8,360円~19,800円※2
- 月額料金
-
1,100~3,850円
(+インターネット代金)
ケーブルテレビ
- 設置費用
-
36,000円※3
- 月額料金
-
4,862円※3
※1:アンテナ110番にご依頼いただいた場合の目安で、工事費、材料費や古いアンテナの撤去費用などで費用は変動します。
※2:フレッツ光のひかりTVの場合
※3:J:comのスマートお得セレクト(テレビとインターネット込みのプラン)の場合
参考:フレッツ光 料金、フレッツ光 工事費について、J:com 工事費用、J:com スマートお得セレクト
固定費がもっとも安いのは、BSアンテナです。
光回線、ケーブルテレビは見ても見なくても毎月利用料金がかかります。
有料放送のチャンネル数によっては、さらに料金が増えていくでしょう。
しかしBSアンテナは月額の利用料金がないため、有料放送に加入しても視聴料だけで済みます。
BSアンテナの設置費用を業者に依頼したら平均3万円
BSアンテナの設置費用は業者によって料金が違うため、はっきりとした価格はありません。
そこで今回は参考までに、弊社のサービスを利用してBS/CSアンテナを新設したお客様の費用をご紹介します!
結果は平均2~約3万円でした!
※工事費、材料費や古いアンテナの撤去費用などで価格は異なります。
BSアンテナの設置は【アンテナ110番】の無料見積りから!
詳細な金額を知りたいなら、業者に見積りを依頼しましょう。
【アンテナ110番】の加盟店では、無料の現地調査と無料の見積り※を実施しております。
※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。
受付窓口は365日24時間営業しているため、今すぐお電話いただけます。
BSアンテナの設置とともに、チャンネルの設定や配線工事にも対応可能です。
「BSアンテナの設置のついでにチャンネル設定も頼みたい」「BS用のテレビ用コンセントが欲しい」という方もお気軽にお声がけください!
BSアンテナに関することは【アンテナ110番】にご相談ください。
さらに詳しく!BS設置時によくある質問
BSアンテナやBS放送について調べていると、右旋や左旋などよくわからない単語を目にします。
そこでちょっとだけ詳しく、BS放送やアンテナについて解説します。
- BSアンテナに書かれている右と左って何?
-
BS放送は渦巻き状に電波を飛ばしており、右と左は電波の回り方のことです。
右旋(うせん)や左旋(させん)と呼ばれ、渦の向きによって視聴できる番組が異なります。左旋は2018年12月の新4K8K衛星放送に合わせて始まった新たな放送で、それまでのBS放送は右旋を使用していました。
そのため2018年以前に製造された古いアンテナやチューナーでは、左旋の放送(4K8K)に対応していない場合があります。
一度お手持ちの機器をご確認ください。参考:マスプロアンテナ
- アンテナの110度って何?
-
衛星放送用の通信衛星が打ち上げられた位置のことです。
現在、通信衛星は東経110度、124度、128度に3つあります。
それぞれ違う放送を送信しているため、見たい放送に応じたアンテナが必要です。BSデジタル放送(無料放送など)を見るには110度用のアンテナ、スカパーのプレミアムサービスを見るには124度、128度のアンテナが必要です。
ただし3波対応アンテナもあるため、必要に応じたアンテナを用意しましょう。
- BSのワンセグ・小型BSアンテナはある?
-
BSアンテナを設置できない場合、「ワンセグでは視聴できないか?室内アンテナはどうか?」と考える方も多いでしょう。
ワンセグは地デジの電波を拾う機能のため、BSの電波は拾えません。
また小型のBSアンテナも販売されていますが、BSに限らずアンテナは小型になればなるほど性能が落ちていきます。
さらにBSの電波は水に弱く、雲や雨水による影響を受けやすいです。
そのため、雨の多い地域では小型アンテナによる安定的な視聴はむずかしいかもしれません。設置できるのであれば、通常のBSアンテナの設置をおすすめします。
山に囲まれている、雨が多い地域に住んでいるなど、立地や環境でBSアンテナが設置できるかどうか不安な方も多いかと思います。そんなときは、アンテナ110番にご相談ください。
アンテナ110番の加盟店では、電波の無料調査※をおこなっています。※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。
ご自宅がでBSアンテナが使用できるか、ケーブルテレビのほうがよいかなど、プロに相談してみませんか?
まとめ
BS放送を見るには、3つの方法があります。
BSアンテナの設置・光回線・ケーブルテレビです。
それぞれ必要な物や毎月の使用料金が違います。
BSアンテナの設置は月額料金がかからないので、BS放送を安く見たい方にもっともおすすめです。
現在光回線をお使いの方は、インターネットとまとめて契約できるのでひかりTVがよいでしょう。
お住まいの地域で雨や雪が多く視聴に不安がある方は、もっとも安定して視聴できるケーブルテレビにしてください。
ご自宅の環境に合わせた方法を選び、BS放送を快適に視聴しましょう!
※対応エリア・加盟店・現場状況により、本日中の施工が難しい場合があります。